2006年度から2015年度まで10年を振り返って

2005年度過去最高売上を記録したが、2007年度には大幅な赤字となった。また2006年度から急激な売り上げ粗利減が2009年度まで続いた。まさに7年前までわが社は存亡の危機にあった。
それだけに固定費をギリギリまで圧縮した。2009年度は2006年度比2億円の固定費削減を実現した。社長給与65%カット、役員給与20%以上ン削減、日当の廃止などが功を奏した。

「苦しみは続かないし、喜びも永遠ではない」私もつらい思いをしたが、社員もつらい思いをした。4つの営業所閉鎖(池袋、仙台、大阪、福岡)、社員旅行の中止、決算賞与の中止など多くの負担をかけた。そんな中、一人も解雇しなかったことと閉鎖でやむなく辞めていく社員には手厚く退職金を支払ったことが今となっては復活の大きな原動力になったと思う。

2012年度には創業以来初めての一億超えの経常利益、2013年度にはグループで2億を超える経常を記録した。

ホンダと共に歩んだ10年だったが、今デジタルとグローバルの波がビジネスを変えようとしている。アドテック・・・・いつでも最適な広告が提供できる会社を目指し変革するときが来た。2012年度から4年連続で経常一億を超える好業績が続いたが、これからさらに上を目指すには大きな自己変革が必要である。