2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

年初に決める事

1月28日経営研究会2011年第1回総会の中で特別講演が行われた。講師は尾張経営研究会創業者である岩田栄一さん。内容はこれまで講師が様々な苦労のなかで掴んだことが短い言葉に凝縮されたものだった。今回はそれを私流に解釈して紹介したい。 ①一年後の姿を…

ネクスト・ソサエティ

「組織が生き残りかつ成功するにはチェンジ・エージェントすなわち変革の機関とならなければならない。変化をマネジメントする最善の方法が自ら変化を作りだすことである」 ということは、変化が常態化している激動の時代にあって、生き残るためには自ら変化…

すでに起こった未来

「企業人自身が利益について基本的なことを知らない。そのため彼らが互いに話していることや一般に向かって話していることが一般の理解を妨げる結果となっている。利益に関して最も基本的な事実はそのようなものは存在しないということである。存在するのは…

経営者の条件

「知識があって理解力があり懸命に働くだけでは十分でない。成果をあげるにはこれらと違う何かが必要である」(ドラッガー名著集①『経営の条件』ドラッガーは仕事において成果をあげるには特別の才能や適正は必要ないという。いくつかの簡単なことを行うだけ…

マネジメントフロンティア

「過去100年の間に重要な社会的機能はすべてマネジメントをもつ組織に託されるようになった」(『マネジメント・フロア』)ということはマネジメントが致命的に重要な意味を持つ時代が来たということだった。組織社会にあってはマネジメントが財・サービ…

創造する経営者

「およそ企業の内部にはプロフィットセンターはない。内部にあるのはコストセンターである。技術、販売、生産、経理のいずれも活動があってコストを発生させることは確実である。しかし成果に貢献するかはわからない(ドラッガー名著集⑥『創造する経営者』)…

明日を支配するもの

「昨日を捨てる事なくして明日をつくることはできない。しかも昨日を守ることは難しく手間がかかる。組織の中でも貴重な資源、特に優れた人材を縛りつけられる」(『明日を支配するもの』)ドラッガーは1980年代半ば少なくとも企業の世界では変化への抵…

非営利組織の経営

「自らに刺激を与えるには、仕事を変える事が必要である。この必要性は人がますます長生きをするようになりますます長く活動できるようになるにつれて大きくなる。仕事を変えるといってもかけ離れたところに移る必要はない」(ドラッガー名著集④『非営利組織…

ポスト資本主義社会

「西洋の歴史では数百年に一度際立った転換が起こる。世界は歴史の境界を越える。社会は数十年をかけて次の新しい時代のために準備する。世界観を変え価値観を変える。社会構造を変え政治構造を変える。技術と芸術を変え機関を変える」(ドラッガー名著集⑧『…

経済人の終わり

「経済の成長と拡大は、社会的な目的を達成するための手段としてしか意味がない」(『「経済人」の終わり』)経済の発展は社会的な目的の達成を約束する限りにおいて望ましい。約束が幻想であることが明らかになれば当然その価値は疑わしくなる。社会秩序お…

新しい現実

「今後ますます、生態系に対する配慮、つまり聞きに瀬した人類の生存環境の保護を政策に織り込む事が必要になってくる」(『新しい現実』)ドラッガーは生態系に対する問題意識と政策は、国境を越えざるをえないという。危機にあるのは、人類の生存環境、す…

プロフェッショナルの条件

「働く者、特に知識労働者の平均寿命と労働寿命が急速に伸びる一方において、雇用主たる組織の平均寿命が短くなった。今後、グローバル化と競争激化、急激なイノベーションと技術変化の波のなかにあって、組織が繁栄を続けられる期間はさらに短くなっていく…

SPA

1.SPAとは SPAとはアメリカの衣料品小売大手GAPのドナルド・フィッシャー会長が1986年に発表した「Speciality store retailer of Private label Apparel」の頭文字を組み合わせた造語で、製造から小売までを統合した最も垂直統合度の高い販売業態…

悩み

『大欲は大志に通じ、少欲は小事に惑いとらわれる』 悩みは志から生まれる。これでいいやと思えば仕事の悩みはなくなるが、暇という新たな悩みが生まれる。そこで自分の生活を振り返る。なんてちっぽけな悩みであろう。利益が足りない。将来の売上げが不安だ…

チャレンジ

挑戦とは自分自身への挑戦である。 自分で自分に負けて、人にも世間にも勝てるハズがない

開高 健

グルマン開高健の通ったお店「ふるさとの宿こばせ」そろそろカニの季節です。 ということで世界でここだけ、開高丼の食べれる宿。それはさながら海の宝石箱である。グルマン開高健の通ったお店「シェ ルネ」銀座のちょっとわかりにくい場所にある、こじんま…

子供のためにボディービル

親のチャレンジ精神は家風として引き継がれる。45歳からボディービルを始め全国大会で入賞した主婦が放映されていた。挑戦とは自分自身への挑戦である。自分で自分に負けて、人にも世間にも勝てるハズがない。まず自分に勝たねばアジア進出はない。そしてアジア…

新規事業2011

①マーケティングTV ②アジアHONDAの店頭販促市場参入 ③スマートフォンソフトビジネス ④新B2Cビジネス(EC)

新4E

。昨年は年初に「4つのE」(Ecology=環境、E-Commerce=電子商取引、Emerging=新興国、Elder=高齢者)を取り上げた(2010年1月27日付「4つの『E』に注目」)が、今年も昨年以上にこの「4つのE」に注目していきたい。「4つのE」にとって、昨年まではリー…

ブルーオーシャン戦略と経営計画

経営者の仕事の中で最も大切なことは理念ビジョンの実現ということに異論は少ないだろう。言いかえれば今と未来の環境変化にどう思いを貫けるかともいえる。しかし現実のビジネスは市場が縮小し、競争の相手も変わりつつある。何かしなければと懸命に頑張る…

低迷する卸売業

「問屋不要論」が叫ばれ、中小の卸売業者は言うに及ばず、大手総合商社も含めて総体的に中間流通業者は低迷しているのが現状。通商産業省中小企業庁が2000年2月に発行した「平成11年卸売業の現状と課題」(同友館)によれば、卸売業の年間販売額のGNP比は19…

ケースメソッド研修ー食肉卸業

食肉販売業は大きな転機を迎えている。TPPによる貿易自由化と食の安全意識、規制強化という外部環境の脅威にさらされている反面、アジアでの日本食材ブランド化とネット通販による機会拡大という大きな変革期の最中である。ほとんどの業界で業態区分が曖昧にな…

円はすでに暴落している 低金利通貨の運命-- 日本国政府の巨額財政赤字のために、「円が暴落する」と言われていたことがありました。しかし、世界経済の減速で日本円は高騰し、円暴落説は「当たらなかった俗説」のようになっています。けれども、円は本当に…

SWOT

SWOT分析を戦略ゼロから作る際に使うときには、致命的な弱点があります。弱点という言葉がお好みでなければ、致命的な使いにくさがあります。しかし、残念ながら、既存の戦略策定本やMBA戦略本でこの事実は指摘されていません。SWOT分析をまるで…

BASiCS

経営戦略の理論は、孫子に始まり、マイケル・ポーター氏の競争の戦略という古典に始まり、バーニー氏のRBV、コトラー氏のマーケティング戦略論など、ものすごく多く、しかも複雑なように見えます。弊社代表の佐藤義典も一時期その多様さ・複雑さに悩んだ…

3C

●3Cの戦略的な使い方3Cの構成要素、・Customer (顧客) ・Competitor (競合) ・Company (自社)そのものについてはいいと思います。では、それを具体的にどのように使えばいいのでしょうか? ●3C間の方向性を考える3C…

環境。これが本物になってくるかどうかが注目される。たとえば、先行したドイツは環境大国になっているが、太陽電池など補助金を出して普及を進めた。徐々に補助金を減らしてきているが、これから環境需要がどうなるかを見極める必要がある。アメリカでもグ…

韓国車

韓国車の販売台数は現在、中国・インドなどの新興市場でトヨタを 上回っている。今までは価格の安さで売れていた。 韓国最大手の現代自動車でも、最大市場である米国では、これまで 自身の商品を 「日本車の安価な代用品」 と位置付けてビジネスを 行ってい…