タイに進出して感じた事

タイに進出して感じた事

① 日本と共通する事

㋐入口は人、出口も人
足りない経営資源はすべて人を介して手に入れる。日本以上にコネクションがモノを云う。ニーズがある商品・サービスでも流通を誤ると売れない。最適な流通を押さえているのはタイ人有力者である場合が多い。
㋑仏教国であること。タイの方が厳格で祈ることが日課
㋒クルマ市場は日本車が9割のシェア
㋓欧米の植民地支配を受けていないから独自の文化がある。
㋔米が主食

② 日本と異なる事

㋐時間にルーズ。遅刻を笑って受け入れる慣習がある。教育をして罰則を与えると一時的には直る。
㋑契約社会なので、契約外の事はしない。
㋒会社に対するロイヤリティーは一般的に低い。
㋓プライドは高いので人前で叱ると恨みを持ち、仕事に支障をきたす。
㋔足の裏を見せると侮辱したことになる。
㋕階級社会である。相続税がないため、金持ちと庶民の生活の差は想像以上
㋖賄賂は日常化。警察、税務署、発注権限を持つ企業の部署、国ぐるみでピンハネは日常化。
㋗家族、一族郎党を日本以上に大切にしている。
㋘税会計が異なる。決算はすべてキャッシュフローベース
㋙人脈は個人の資産と考えているので意味なく紹介しない。自分がいなければ仕事が進まなくなる状況を創りたいと思っている。