我社のチャレンジ

自分のビジョンを考え直す時期に来ている。年齢的にも仕事の歴史からみてもまさに時期である。自分のやりたいこと、好きなこと、得意な事と未来のマーケットの重なりを書き考えて生きてきたわけではない。良い時期によいお客様、取引先や社員の皆さんと出会い助けて頂き今日がある。自分が何故ここにいるのかを考える好機が今だ、今しかない。気づかせてくれたのは仕事や研修の仲間だ。自分が一番見えにくいのは当たり前だからこそ冷静に忌憚なくフィードバックしてくれる仲間は本当にありがたいと思える。今から思えばビジネスの原点は紹介が紹介を呼ぶ連鎖の原点であったともいえる。紹介してもらったからには信頼性のある質の高い仕事をし紹介者に感謝する。答えはすべてお客様がもっているわけだがそこに自分の価値観や考えを重ねアイデアとしてお返しする。我社の社員が偉いのは人にあまり頼らず仕事の質で成果を上げようとすることだ。しかし今その根底にある価値観や考え方を大きく見直す時期なのだ。
それはお客様も答えが出せない時代になったということに尽きる気がする。答えは変わりゆくマーケットのなかにあり我々は最新のマーケット情報をマーケティング理論やマーケットデータで納得して頂いた土台の上にアイデアが必要になってきたのだ。1%の戦略が間違っていればどんなによいデザインも企画も無駄になる時代になったのだ。消費者の目に触れる媒体が刻々と変化しているから準備を怠れば確実にゆでガエルになる。
そんなことを毎日考えているよいタイミングで10月30日吉本興業の元常務、木村政雄さんの講演を聞いた。テーマは「戦う前に勝負の7割は決まっている」で内容のポイントは「価値観、仕組みの今日化」であった。我々の広告業界にあてはめれば、広告業という業界の垣根は毎年確実に低くなりコンサルティングや商社、教育、インターネット関連事業との境はなくなりビジネスの本質である顧客問題解決業になってきているということだ。常識は賞味期限付きの価値観となりマクロ経済動向が会社や個人に早いスピードで影響を及ぼしてきた。昨日学んだことを今日試し、試した事をフィードバックしていく。これから時代変化についていけない会社や個人が続出してくる。自分や我社が新しい学びと新しい実践を毎日チャレンジできるかがカギとなる。