がんばろう!東日本  復興景気の準備のとき

今に囚われすぎると近視眼的発想となり浮足立ち仕事にならない。先ばかり見ていると現実から遊離して理想主義になり目の前の落とし穴にはまる。 全体から個を見ることは空間の3次元発想だから経験や訓練を積めばなんとかなる可能性があるが、今と未来を俯瞰することは四次元の世界で不可能に近い。今はそんな状況だから混乱は当たり前ともいえる。

それにしてもテレビ報道も政府も後手後手である。放射能放射線の違いすら分からず報道してしまう。よくわかってない人間から大丈夫と言われても国民は信用しない。未曾有の震災だから原子炉状況が読めないのは百歩譲って仕方がないとして、避難の段取りは目を覆うばかりである。

政府やマスコミの後追い姿勢は私を含めた日本国民全体の傾向と捉え自分を変えていきたい。

こんな時だからこそ理念である WINWIN 精神を発揮して百万人の被災者を出来る限り多く助けたい。今、わが社のWINWINは被災している社会に対して第一に向けられるべきである。仕事関連の被災者、家を流され身寄りのなくなった人々、今今今を逃すと取り返すことができない事がある。仕事に集中出来ないのは仕方がないが、今自分を見つめなおす絶好の機会である。私は今回の震災で仕事と社会の関係、自分と社会の関係をじっくり見直したい。だからこそテレビや報道は最小限に留め自ら今、果たすべきことを実行したい。

そして今、日本の国が痛みを分かち合い抜本的変革をする気運は高まった。復興景気は未来を見据えた4次元の世界としたい。