一言で言える「お客さんから見た価値」
価値には
(1)機能価値
(2)デザイン価値
の2つがあり、ヒット商品を作るためには、一般的にはこの順番で重要です。
また、機能価値・デザイン価値のそれぞれの中には更に、
A:本来的価値
B:付加的価値
の2つがあり、ヒット商品を作るためには一般的にはこの順番で重要です。
つまり、商品の価値には
1.本来的・機能価値
2.付加的・機能価値
3.本来的・デザイン価値
4.付加的・デザイン価値
の4つがあり、これらを高めていくことで、多くのお客様にほしいと思われるヒット商品ができるのです。
1.本来的機能価値とは、その商品に本来求められる機能のことです。
例えば、傘の本来的機能価値は「濡れずに移動できる」ということです。
携帯電話の本来的機能価値は「移動しながら通話できる」ということです。
これらの機能を高め続けることが、ヒット商品作りの最短コースとなります。
2.付加的機能価値とは、その商品に本来求められていなかったが、あると便利な機能のことです。
例えば、傘の付加的機能価値には「開閉が簡単」「傘立てがなくても置きやすい」などがあります。
携帯電話の付加的機能価値には「メールができる」「プッシュボタンが押しやすい」などがあります。
これらを付加することで、より機能的価値の高い商品となっていきます。
3.本来的デザイン価値とは、その商品自体のデザインのことであり、4.付加的デザイン価値とはパッケージのデザイン、ブランドロゴのデザイン、持つことによるステータスや満足感などのことです。
これらを高めることで、デザインでも支持される商品が開発されるのです。
機能面でも、デザイン面でも価値がない商品は、そりゃ、ヒットしないですよね。
これは、店頭でも、卸でも、ネットショップでも当然同じです。
ヒットするに値する「客から見た価値」があるかどうか?をチェックして商品開発をしていきましょう。