ジャカルタ

ジャカルタは今空前の高度成長期を迎えている。街中土木、ビルの建設ラッシュ。2億4千万人の人口を抱えるこの国は興奮と熱狂のるつぼにある。理由はアジア1の資源国であるため資源高による恩恵を最も受けているからだ。一度動き始めた弾み車は止まらない。なぜなら右肩上がりの生活水準が当たり前になっている事とどうすれば収入が上がるか、インドネシア人がわかったからだ。海外留学、海外就労の経験者が祖国に戻り伝道者になっている事が大きい。国民の収入底上げが犯罪を減らし治安を安定させている。


タイと違うのは治安が悪いイメージが国際的に、浸透している為に圧倒的に欧米人、日本人が少ない。アジアにはインドネシア以外にも高度成長している国が多い為に訪問優先順位がかなり低いのだ。だから活躍、そして経済的に支配しているのは華僑、中国資本だ!350年に及ぶオランダ支配はこの国の発展を大幅に遅らせた。オランダ人はインドネシアから搾取ばかりでインフラや人にまったく投資しなかった。


今高速道路や地下鉄を建設中であるが既存のインフラの上に新たな建設をする為時間がかかる。中国のような一党独裁統制経済はこんな場合有効に働く事が改めて理解出来る。



アジア市場で日本人が活躍方法は2つ。ひとつは先を読んで経営資源を育て、機を見て大胆細心に資源投入して行く事.しかしこれはより戦略的な発想が出来る欧米、華僑の独壇場になっている。もうひとつは時間差ビジネス。日本にあってアジアにないものを国の発展に合わせて小出しに投入していく事.3つめはありがとうビジネス。おもてなしをビジネスのあらゆる場面でカタチにし、消費者目線のビジネスモデルに変えていく事.